おそらく最終回...。
みね子師匠の三味線と共に幕が上がった瞬間、客席から「おぉ〜!」との歓声が上がった時、心底ホッとしたことは鮮明に記憶しているのですが、他は断片的な記憶しかありません💦
事務局Kも同じだったようで、後日写真を見て「こんな事してたかな?記憶がない...。」
とのこと😅
とにかく皆さまや太福さん、そしてみね子師匠にも喜んでいただけたようでよかったです😊
(武藤奈緒美さん撮影)
終演後、今まで自分達の手掛けた作品の完成形、さらには使っているところを目にする機会がないという、友禅作家の佐藤さん、デザイナーの清水さんにブル掛けの感想を伺ったところ、「もっと波がこうで、鷹がこうで...」と色々と反省点があったようで😅
そして最後に「次はもっといいものができる!」と。
職人魂だなぁと思いました。
佐藤さんの技術を継ぐ方がいないとのことで、「自宅でできるから、子育て中の女性にも向いてると思うんだけどなぁ。」と寂しそうに呟いていたのが印象的でした。
そして秀美さんは「地元十日町で太福さんの公演をやりたい!」
とのこと。
そのうち、『十日町友禅工房見学付き玉川太福さん独演会バスツアー』が企画されるかもしれません!
乞うご期待✨✨
長々とブル掛け顛末を綴って参りましたが、そろそろこのへんで。
ブル掛けは贈った後も楽しめる浪曲特有の最強アイテムですので、今後も皆さまと共にブル掛けも愛でつつ(笑)
演芸界の至宝、もしくはワンダーボーイ、玉川太福さんを応援していけたらと思っております。
最後にブル掛け会に快くご参加いただいた皆様、色々な面でサポートしていただいた皆様、
本当にありがとうございました‼︎
🙇♀️🙇♀️🙇♀️
(武藤奈緒美さん撮影)
おしまい
勝負は30分!
いよいよお披露目会当日‼︎
朝からそわそと落ち着かず、何度も持っていくものチェックをしたり、タイムスケジュールをチェックしたり...。
事務局Kは盆栽を引き取りに山手苑さんへ。
会館地下の駐車場が空いているかどうかによって荷物の搬入の手間が違ってくるのでドキドキ💓
ホールはお披露目会の前にもイベントが入っているため、会場の設営時間はなんと30分😱😱😱しかも本番含めてぶっつけ本番!
開場する前に全てを終えて幕を降ろしておかなければ、せっかく非公開にしてきたブル掛けデザインが台無しになってしまう!
その為、担当ごとにタイムスケジュールを組み、受付担当はエキスパートの玉福会さん3名と福岡からいらしたハシビロ企画さん、影の事務局Mさんにお願いして、司会兼影アナはこれまた福岡からお越しの久保田さん。
配信、ブル掛け台の設置はタケノワ座さん、
写真は武藤奈緒美さん
司会の久保田さんは事務局の拙い台本をプロ仕様に!しかも事務局が原案を送信したのが二日前💦
事務局がグダグダとブル掛けの説明をするのもいかがなものかと悩みに悩んで遊び心の部分だけ太福さんから説明していただいて、残りの解説はプログラムへ。
開場30分前に既に列ができ始め、受付は早くも大忙し!
整理券を急遽発行して対応したり、お客様が階段へ誘導してくださったりとワンチームで対応。ありがたやー🙏
当日もキャンセルの連絡や舞台担当の方との最終確認でバタバタな事務局。
中では太福さん自ら袖の台やブル掛けをセッティング。さらにマイクチェック、スタッフへ挨拶、お着替え。超人ですか⁈
こちらは武藤奈緒美さん撮影
そしてドタバタしながらも、ついに幕が上がりました!
つづく...
打ち合わせって何をするの⁈
社会教育会館へ申し込みに行った際にたまたまホールが空いていたので、舞台担当の方より実際の舞台や設備などを見ながら丁寧に説明していただき、「舞台側からの景色ってこんな感じなんだなぁ。」などと呑気な感想を抱いてその日は終了。
そして本番の一ヶ月前に本格的な打ち合わせとのこと。
色々な問題が解決していく中、ふと、「あれ?最終打ち合わせって何をやればいいの⁈」
というシンプルな疑問が!
付帯設備一覧表を見ても???何が必要かわからない💦
素人二人で行っても仕方がないと、お忙しい太福さんにも立ち会っていただくことに。
この日も太福さんと事務局の日程が合うのは一日のみ!時間もピンポイント!
打ち合わせ予約の日、「太福さんもいらっしゃるので、なんとしてもこの日でお願いします‼︎」と頼み込んだところ、「え⁈太福さんもいらっしゃるのですか⁈」と驚かれ、なんとか予約できました😊
太福先生の威をかる事務局😅
そして打ち合わせ当日、受付で色々な書類を提出してやり取りした後、ホールへ移動して持参したタイムスケジュールを元に舞台担当の方と打ち合わせ。
本番で階段外す?
マイクロホンにワイヤレスマイク??
曲師にマイクいるの?
事務局がちんぷんかんぷんなところは太福先生にすべて回答していただく他力本願ぶり💦
撮影時の音源のことは後日タケノワ座さんから、音響担当の方(舞台担当とは別)とお話ししてもらって無事解決。
コロナが収まっていなかったので、当初は影アナさんに指示してもらい、舞台上ではセルフサービスで名簿や目録を受け取るという演出も検討しましたが、それはやりにくいとの太福さんのご意見で、トークは無しで、事務局がお渡しするということに決まり、さらにハシビロ企画さんのご紹介で、司会などのご経験もあり、ブル掛け会にもご参加いただいていた、久保田さんに司会と影アナをお願いすることになりました。
つづく
お披露目会当日の開演前の様子
〽️松の盆栽ぃぃぃ
卒業式や入学式などでもよく見かけるから、レンタルの盆栽はネットですぐ見つかるかなぁ。などと甘く考えていたのですが、思った以上にレンタルしているところが少ない!
そして高い‼︎
一鉢10万円〜は当たり前😱😱😱
盆栽を探すうちに皇居やホテルの松の木まで気になり始める事務局😅
その頃たまたま見た盆栽のお値段なんと1,500万円‼︎
盆栽の世界は奥深い...。
さすがにブル掛け公式Twitterではつぶやけないので、個人Twitterにてツイートしたところ、新潮講座以来交流のあるハシビロ企画さんが反応して下さり、ハシビロ企画さん繋がりで永谷の若旦那さんまでもが盆栽探しに協力していただく事態に!
えらいこっちゃ!😱😱😱
畏れおおいやら、ありがたいやら。
事務局も近所の天ぷら屋さんの盆栽コレクションをお借りできるか交渉しようか?画像を拡大してパネルにしちゃう?と相談しつつ、何度目かのネット検索。
すると、世田谷の「山手苑」さんがヒット。
盆栽レンタルお手頃価格‼︎
すぐに問い合わせたところ、「種類も大きさも色々あるので、実際に見てみては?」と勧められ、事務局Nさっそく訪問。
「わっ!沢山ある!」
「五葉の松もいいけど黒松もも映えそう!」
「どの大きさがいいのか?」
悩み始めた事務局に盆栽担当の方が丁寧に説明して下さり、山手苑さんにお願いしようと決めたものの、どの松にするか決めかね、後日、寸法系にあかるい事務局Kと再び訪問。
メジャーで測りながらようやく黒松を2鉢を選び、(みねこ師匠側はあまり枝が張っていないものに)折れてしまった時の保証のことや、レンタル中のお手入れのことを確認し、会の当日に事務局Kが車にて引き取り+搬入+後日返却することに。
盆栽のサイズと重さがわかったことにより、袖用のテーブルも決まりました!
ブル掛け会の顛末記、そろそろ終わりに近づいてまいりました。
つづく
新潮講座にテーブルを持ち込み、サイズ感を確認させていただきました。(ちなみに本体はアウトドア用の折りたたみテーブルです。)
当日搬入され、スタンバイ中の黒松
本番中の黒松
台がない!
ブル掛け会会員様の優先予約であっというまに予定人数の9割のご予約をいただき、ホッと一安心😊
社会教育会館には残念ながらテーブル掛けをかける用の台がないので、太福さんに同ホールで「男はつらいよ浪曲化シリーズ」を口演する際は何を台にしているのかを詳しく教えていただき、メインのブル掛けの台と両サイドの袖用の台を事務局で用意することに。
会館でレンタル可能なコチラの演台に蓋をしてはどうか?
袖用はどうするか?
ブル掛け5点セットには両袖に松の盆栽という正統派スタイルで皆さんに見ていただきたいという事務局Nのこだわりが、ややこしい事態を招くことに。
太福さんからダンボールでできた台の存在を聞き、購入金額も確認していただきましたが、なかなかのお値段😳
事務局KがDIYすることに。
そんな中、何気なくTwitterを見ていてビックリ⁈
長唄三味線の魅力配信でおなじみの(私にとっては)「タケノワ座さんが例のブル掛け用ダンボール3点セットのレンタルをやってる!」
しかも奈々福さんがTVで使用されたという実績も!
これはご縁としかいいようがないと、ある方を通して早速コンタクトを取り、動画撮影とセットで申し込みをしました。
それと同時期にシブラク等々でご活躍の写真家、武藤奈緒美さんに舞台写真をお願いし、快諾いただきました😊
さぁ、後は袖用の台と盆栽の準備!
つづく
photo by 武藤奈緒美さん
会場探し
皆様のご支援のおかげで更に着物まで作るというありがた〜いことに😊
着物の方は順調に進み、次はブル掛け完成披露会の準備。
まずは会場を押さえなくては!
ところが、またまたコロナの感染者が急増😱
年明けなら少しは状況が良くなるのではないか、さらに遠方からお越しいただく方もいらっしゃるかもしれないと、土曜日に開催することに。
売れっ子でひっぱりだこの太福さんと日程の調整をしたところ、2022年4月9日一択になりました!
そして会場探し。
5点セットが設置できるスペースのある舞台で、座席の間隔を空けても100名以上入れる会場、そして料金もべらぼうじゃないところ。
木馬亭、歌舞伎座の花籠、内幸町ホール、ホテルの会場、江戸博、色々検討して空き状況を調べるも、予約されていたり、予算オーバーだったり。
中には一年半前に先行予約のホールも!
そんな中、日本橋社会教育会館は半年前に予約開始、料金も安い!
急いで社会教育会館の受付へ行き、登録。
予約開始日に並ぶかネット予約かの2つの方法があることを教えていただく。
そして予約当日。
その日に限って名古屋にいる事務局N。
これを取れなかったらまた一から会場探しだと
カウントダウンしながら10時と同時に震える指で予約ボタンをポチッと。
と、取れた!
よかったぁぁ‼︎
翌日社会教育会館で正式に申し込みをして無事に完成お披露目会のご予約受付となりました。
これにてめでたしめでたしとなるはずが...。
つづく
まさかの誤算‼︎
ブル掛けが完成し、ホッと一息の事務局、2反秀美さんに送ったうち、平野商店さんに教えていただいた寸法で必要な分は1.5反なので、残り0.5反はいざという時の名前掛け用に確保しておく心づもりでした。
ところが!余った生地はほんのわずか😱
「何故だ???」
「生地の切り取り方の問題??」
と疑問に思っていたところ、秀美さんで染め上がったものを平野商店さんへ成形に出した際にその謎は解けたのです。
平野商店さん「これ鯨尺ですね。うちのは曲尺なんですよね。㎝でも表記してたんですけど。」
「え〜〜〜😱😱😱」
説明すると
「尺」には「鯨尺(くじらじゃく)」と「曲尺(かねじゃく)」の二種類があります。鯨尺の一尺が約 37.8 ㎝で、曲尺は 30.3 ㎝、同じ一尺でも 7.5 ㎝違います。
建築関係では曲尺が使われます。
鯨尺は、着物など生地を測るのに使われます。
平野商店さんでいただいた袖用の寸法で比較すると、曲尺なので、6尺6寸は200㎝。
秀美さんは鯨尺なので、1.25倍の250㎝! すなわち、ブル掛け一枚につき50㎝ずつ長い!
盲点でした🥲
ただ、不幸中の幸いといいますか、余分な長さは平野商店さんが成形の際にカットしてくれたので、完成お披露目会の記念品として、皆様にお配りする事になったわけです。
お次はドタバタお披露目会編〜
(余った生地をお福わけ作業中の事務局K)